予防医学の重要性 

加藤 真理子 D.C.  Dr. Mariko Kato D.C.

アイオワ州のPalmer College of Chiropractic卒業、米国国家資格取得、ジョージア州とミシガン州の州資格取得。

 

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人間の平均寿命は世界中で年々延びており高齢化は加速の一途を辿っている一方で同時に生活習慣病も著しく増加しています。WHOが2020年に発表した直近20年の世界の死因トップ10の半分に生活習慣病がランクインしています。これらを予防できなければ、寿命は延びても健康ではない状態で生きている時間を長くしているにすぎません。生活習慣病はかつて基礎代謝が急激に低下する30~40代で急増していましたが、近年では生活環境の変化から子供にもその兆候が見られるようになりました。身体のあちこちに不調が現れ始め、それが身体からの危険信号だと気づきようやく健康への対策を始める。この対策のスタートはもうすでに「治療」のことが多いです。しかしもし、危険信号を感じる前に不調の「予防」ができていたら「治療」は必要なくなるかもしれません。現代医療が「治療」から「予防」に舵を切ることができたら副作用のある薬の使用や手術の必要性を減らせるかもしれません。

 

当院の最大の目的は”その症状を作った悪い習慣を取り除くことができれば、患者さんご自身で病気やケガのリスクを軽減できる身体を作ることが出来る”、ということを体感して頂くことにあります。本来身体は回復する機能を持ち合わせているのですが、”何か”がその機能を阻害しているから症状が回復できないでいるのです。私達はその阻害している”何か”を検査を通して探し取り除くことで、患者さんの神経機能が正常に動くことを助け、その結果患者さんの症状は改善していくのです。薬は起きている症状を抑えるだけの対症療法で根本的な解決にはなりません。身体を本当の意味で治すことが出来るのは患者さんご自身だけです。これが身体を根本から改善する、ということです。