首の牽引

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健康グッズで健康を害さないように気を付けましょう。

 

健康に関することへの関心は年々高まっていて、今では誰でもインターネットやホームセンターなどで家庭用健康器具を比較的安価に購入することができます。

 

先週ある患者さんから「親戚から首の牽引器具をもらったんだけど使っても大丈夫?」と聞かれました。彼は初診時に左手の親指、人差し指、中指に痺れがありましたが今は治まっています。ですが自身の健康に対して関心の高い彼は、私が初診時に指摘した首のレントゲンの問題(首のカーブが減少しているため過度にストレスがかかり第4頸椎と第5頸椎の椎間板が少し薄くなっている)を覚えていて、牽引すればあの椎間板の間隔が広がるかもと考え使ってもいいかどうかを確認してきました。

 

彼の場合、残念ながら答えは「NO」です。正確に言えば「今はまだNO」です。彼の初診時の首のレントゲンでは、第1頸椎と第2頸椎がカウンターローテーション(違う方向にねじれている)であることがわかっていました。ジュースの缶を飲み終わったあと捻って潰した方がつぶれやすいのと同様に、違う方向にねじれている身体はつぶれやすいのです。つぶれやすいということは組織が常に圧迫されている状態にあり、様々な障害が起こりやすくなります。第1頸椎と第2頸椎のカウンターローテーションは生命維持を司っている脳幹を圧迫しやすくなります。ねじれているまま上に引っ張ったら状況は悪化しますのでまずはカウンターローテーションを解消することが先です。

 

既に初診から1ヶ月が経過しているため、今もし同じ首のレントゲンを撮ればカウンターローテーションは解消されている可能性もあります。ですが可能性だけで薦めることはできません。レントゲンを撮って実際に解消されていることが確認できるまでは首の牽引を使わないように伝えました。

 

カイロプラクティックを定期的に受けている患者さんというのはご自身の身体を気にかけている方が多いです。「もう2度とあの痛かった状態に戻りたくない」という思いが強く健康に関することに対してたくさんの質問をされます。マッサージに行っても大丈夫か、プールエクササイズをしてもいいか、睡眠の姿勢、枕にマットレス、ランニングシューズ…と質問はつきません。ドクターによって治療方針は多少異なりますが、私はケアを開始した段階ではアジャストメントの純粋な効果(どのくらいの強さ/または弱さのアジャストメントをすればその患者さんの身体の反応が良いか、どのくらいの回数と頻度で身体が修復しはじめるか)を把握するため、ストレッチやエクササイズを新たに追加するよりも、これだけはやらないでください、といった日常生活の中でアジャストメントの効果を激減させる(でも誰もが無意識にやっている行動)ものを制限してもらうようにしています。家庭用健康器具というものもそのひとつです。かかりつけ医に相談してご自身にあったものを使うようにしてください。

 

当院は予約制となります。お電話 734-821-8635(日本語ライン)またはメール drkato@lazarspinalcare.comにてご予約をお取りください。予約、診察、治療、ご相談、全てを日本人のカイロプラクターが日本語で対応致します。

 

Dr. Mariko Kato / 加藤 真理子

 

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