自閉スペクトラム症

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先週他のカイロプラクティッククリニックからの紹介で、自閉スペクトラム症の男児の患者が当院を訪れました。通院に片道2時間かかるとのことで週の半分をアナーバー近郊のホテルに宿泊、平日は自宅に帰るという方法で治療を開始しました。

 

本日が3度目のアジャストメントでしたが母親に指摘されてはじめて彼の変化に気が付きました。初診のコンサルテーションの日はたしかに「神様が道を開いた」と、レントゲンのときもアジャストのときもしきりに繰り返し唱えていたのですが、今日は1度しかつぶやいていませんでした。今日の午前中が2度目のアジャストで、今日の午後が3度目のアジャストでしたが、1度目、2度目ともに彼は状況を理解するのが困難なためアジャストのテーブルに寝かせるのも、Posture IQという姿勢の計測器に乗せるのも、彼の兄弟に手伝ってもらってなんとかこなすことができる状況でした。が、今日の午後の3度目のアジャストメントの際には、私が”Can you step up here?”, “I’m going to have you on the blue table on your left side.” のように話しかけると少し考えるように間は開くものの内容を理解し自らすすんでテーブルや計測器に移動できるようになっていました。2度目のアジャストの後に再度レントゲンを撮り第一頸椎がどの程度改善したか確認しましたが、30%近く傾きの改善が見られました。

 

発達障害のお子様をもつご両親はわらをもすがる思いで解決策を模索しています。「原因不明だから治りません」「先天性の異常のため治りません」MRIを撮っても「異常は見つかりませんでした」と何度も切り捨てられそれでもあきらめず可能性にかけ模索し続けています。レントゲンで癌の転移を見つければカイロプラクターは癌診療の専門医に紹介します。腰椎のレントゲンを撮った時にそこに3.5センチ以上の大動脈瘤があった場合も残念ながら私たちはアジャストをすることができません。アメリカではカイロプラクティックは国家資格です。やってはいけないことが決められています。私がインターンをしていた際に大動脈瘤のある80代のおじいさんが「ここが最後の救いだからとにかくアジャストをしてほしい」と娘さんと一緒に何度もお願いをしていましたが私のスタッフドクターは事情を話して丁寧に断っていました。80代の歩行器を使ったおじいさんとそのお嬢さんのがっくりとうなだれながら廊下を歩いて帰る姿は今思い出しても胸を締め付けられるようななんとも言えない気持ちでいっぱいになります。

 

「治りません」というのはとても簡単です。でも「治りません」とドクターに言われた患者やその家族はどんな思いをするのか?治らないものを治るというのは詐欺です。でも最新の論文のチェックを怠りドクターという職業の人が改善の可能性のあるものを治らないと口にしてしまったらどのくらいの精神的ダメージを患者に与えるのか?アメリカではカイロプラクティックによってADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉スペクトラム症)が改善し、薬が不要または減少した例が多数の論文で発表されています。当院のADHDの患者さんをもつご両親も「学校の先生にCやDばかりなので採点する時間が無駄だ、と言われていたのに今はAやBが取れるようになった」と嬉しそうに報告してくれました。

 

「一緒にがんばりましょう」ということはドクターだけが頑張るのではありません。文字通り患者とドクターが一緒にがんばるのです。自閉スペクトラム症以外の発達障害の患者さんもいますが、そういった方たちがドアを開けて目が合った瞬間に、私を認識することができて笑顔を見せたり、”Dr.Kato”と名前を憶えてもらって呼んでもらえることはとてもうれしいです。日本語のラストネームの発音はとても難しいのでそれを憶えていて正確に発音できることは症状の改善を意味します。もちろんうれいしいフィードバックばかりではありません。でも気分が沈んでいるときは、痛みが消えてそれを興奮して報告してくれる姿や、何十年ぶりに痛みが消えたことで髪型を変えたり洋服に関心がもてるようになってきた姿を思い出し常に最高のケアを持続できるように努めています。

 

当院は予約制となります。お電話 734-821-8635(日本語ライン)またはメール drkato@lazarspinalcare.comにてご予約をお取りください。予約、診察、治療、ご相談、全てを日本人のカイロプラクターが日本語で対応致します。今まで数か所の病院で検査を受けたけれど「異常は見つかりませんでした。」「原因不明です。」と言われ悩んでいる方、通院して何度も治療を受けたけれど改善しないで悩んでいる方、治療をしている間は症状が治まっているけど通院をやめるとまたぶり返してしまう方、一度ご相談ください。

 

Dr. Mariko Kato / 加藤 真理子

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