線維筋痛症

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全身に原因不明の激しい痛みを生じる病気です。私がアイオワ州で初めてインターンをしたときのひとり目の患者は線維筋痛症でした。肩の可動域を確認するときにうっかり通常の患者さんをテストするときのように手のひら全面で軽く肩に触ったとき、彼女が「痛い!」と金切声で叫んで私の手をふりはらったことは今でも忘れられません。

 

線維筋痛症はひとりひとり症状が異なります。光を痛みとして感じたり風が吹いただけで痛みを感じたり、痛みの表現も、ガラスの破片が全身の血管を流れている感じ、棘が突き刺さる感じ、締め付けられるような感じ、と様々です。先日、30年前に線維筋痛症と診断され自殺を考えるほど苦しまれていた方がLazar Spinal Careにやってきました。

 

彼女は長年の痛みからうつ病を発症し、睡眠障害も抱えていました。MRIも異常なし、神経内科、脳外科、精神科、15か所以上のカイロプラクティックオフィス、フィジカルセラピー、鍼と、ありとあらゆるものを試しても効果が得られず、それでもなお諦めることなく答えを探してできることは全て挑戦する彼女の姿勢に強く心を打たれました。自分がドクターであることを一時忘れて「よく諦めずに頑張ってきましたね」と言ったところ「諦めるということは自殺を意味するから諦められないの」と笑顔で答えてくれました。

 

通常当院では初診の日にアジャストはできません。なぜならドクター達はクリニックがしまった後にレントゲンとCOREscoreの検査結果を解析し、翌日に患者さんに症状の原因、通院の期間、コストと保険のベネフィットを説明するための準備が必要だからです。初診のコンサルテーションで、体が痛みを感じる仕組みや当院の治療方針を説明し、最後に今日はアジャストできない旨を彼女に告げたとき、「今すぐ助けてほしい」と涙ながらに懇願されました。その事態をすぐに院長に伝え、いったん全ての他の患者の治療を別のアソシエーションドクターにお願いしその場ですべての解析を終え、イレギュラー対応になりますが当日に彼女をアジャストすることができました。

 

翌日彼女は「16年ぶりにぐっすり朝まで寝れました」とわざわざクリニックに電話をして報告してくれました。今日が彼女の5回目のアジャストでしたが、偏頭痛も睡眠障害も線維筋痛症の症状もぶりかえしていません。患者さんの感謝の言葉もとても有難いものですが、私がこんなとき最も感動するのは人間のもっている生命力です。たった1回の上部頸椎のアジャストで体はもう回復の方向に舵を切り出した。何十年も苦しみに耐え酷使し続けてきた体なのに。この仕事の一番の醍醐味は日々人間の回復力を目の当たりにし感動できることです。私の前職はコンピューターが相手でしたのでこういう生物の尊さに感動することはなかったように思います。なかなか改善しない患者さんもいますので頭を抱えることもしばしばありますが、毎日、そして一生勉強の人生です。

 

当院は予約制となります。お電話 734-821-8635(日本語ライン)またはメール drkato@lazarspinalcare.comにてご予約をお取りください。予約、診察、治療、ご相談、全てを日本人のカイロプラクターが日本語で対応致します。今まで数か所の病院で検査を受けたけれど「異常は見つかりませんでした。」「原因不明です。」と言われ悩んでいる方、通院して何度も治療を受けたけれど改善しないで悩んでいる方、治療をしている間は症状が治まっているけど通院をやめるとまたぶり返してしまう方、一度ご相談ください。

 

Dr. Mariko Kato / 加藤 真理子

 

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